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8月のテーマ「送り火」

最優秀

山名凌霄
京都府

まだ灯る送り火あとに帰りけり

<黛まどか 選評>
送り火が果てた後を詠んだ句が多い中、山名さんの句はまだ燃えている最中を詠んでいます。燃え尽きるのを見届けずに、送り火を背にして帰っていく作者。そこには送り火が消えた後の寂しさとはまた違う哀調が漂っています。下五の「帰りけり」という切れも効果を生み、余情の深い一句になりました。

優秀

あーさん
広島県

送り火や母の作法のまゝ送る

優秀

洒落神戸
兵庫県

送り火の煌々として果てるかな

入選
  • 送り火の絶えて五山の静寂(しじま)かな(もふもふ/千葉県)
  • 送り火や紅殻格子透かしては(平城山/静岡県)
  • 送り火の一灯胸にあかあかと(松沢季吽/京都府)
  • 送り火の果てて影立つ遠比叡(四宮陽一/京都府)
  • 送り火の消えて独りの夕餉かな(キートスばんじょうし/兵庫県)

<黛まどか 総評>
新型コロナ感染拡大防止のため、規模を縮小して行われた今年の「京都五山送り火」。私は中継で拝見しましたが、これまでとは違った感動に包まれました。五山に点された一つ一つの火に亡き人を偲び、今日あることへの感謝を新たにしたひととき。火を点し続けてこられた地元の方の思いに、「送り火」本来の意味と、伝統とは何かということを考えさせられた今年の「京都五山送り火」でした。
皆さんの作品にも、そのような思いで「送り火」を詠んだ句が多くありました。

今月の優秀句に選ばれたみなさまへ

優秀句(最優秀・優秀・入選)に選ばれた皆様には、京都にちなむ賞品を贈呈させていただくと共に、黛まどか主宰のオンライン句会にご招待させていただきます。以下のリンクよりご連絡先をお知らせください。

黛まどか主宰・オンライン句会
開催の予定
2020年9月27日(日)
16:00~18:00

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